ドライビングシミュレーター
当センター作業療法部門では、退院後に自動車運転の復帰をされる方に向けて、運転技術における評価・訓練をサポートするため、平成27年4月より「Hondaセーフティナビ」を導入しました。 |
「Hondaセーフティナビ」の特徴
「Hondaセーフティナビ」は、リハビリテーション中の方が、作業療法士と一緒に自動車の運転復帰に向けて運転に対する評価・訓練をサポートするためのソフトです。その特徴は、
- 操作に慣れるための練習コースや難易度に応じた豊富なバリエーションを搭載しています。
- アクセル、ブレーキ操作に必要な下肢の深部感覚の評価、運転中の視覚情報の範囲や認知・判断に対する適応性及びアクセルやブレーキ操作時の反応速度などを測定し、数値データを健常者の運転データと比較することで評価が可能です。
- 運転を行う際の注意点についての具体的な助言が可能です。
- 自己の運転能力の現状を客観的に認識することができます。
- 認知・判断・運転操作の複合動作を楽しみながら行うことができ、リハビリテーションに対する意欲の向上が図れます。
- 3面の画面を使用すると、視野角が広がり、より現実に近くなります。また、サイドミラーが離れたところになるため、意識して視野を動かす必要があり、リアルな運転環境が体験できます。
※詳しくは、「Honda セーフティナビ」のホームページをご覧ください。
実際に使用された患者様の感想
- 『実際の車に乗る前に練習ができて良かった。いきなり実際の車に乗ることに対して怖さがあったが、ドライビングシミュレーターで練習してからだったので、怖さが減り、実際の車にのることができた』
- 『左右を逆にしての練習も可能なので良かった』