上肢機能的電気刺激装置(NESS H200)
当センターでは、脳卒中や脊髄損傷などの中枢神経障害に起因する上肢の運動麻痺に対しての訓練の手段として、平成27年10月より㈱フランスベッドの「NESS H200」を導入しました。 |
当センターでは、診療報酬改定を受け、病気の発症日、手術の施行日、事故の受傷日から一定期間(脳血管リハビリテーションでは180日、運動器リハビリテーションでは150日)が経過している患者様については、入院でのリハビリテーションは対象外としています。
また、外来でのリハビリテーションについては、病院から退院後に外来リハビリテーションを継続する必要があると主治医が判断された場合に対象となります。
入院、外来リハビリテーションで使用する「NESS H200」の適応についても上記同様の扱いとしています。ご理解お願い申し上げます。
「NESS H200」の特徴
「NESS H200」は、次のような特徴があります。
- 脳卒中や脊髄損傷などの中枢神経系障害によって生じる、上肢障害に付随する合併症の症状の改善が目的です。
- 前腕の特定の筋肉群を電気的に活性化することにより手の開閉を促し、手の機能を改善して飲食や書字など日常生活で手を使えるように支援するものです。
- 筋力増強、関節可動域の改善による手指機能改善だけでなく、局所血流の増加、痙性の減弱などの効果があります。
- 簡便で高齢者でも自宅で使用できます。
※詳しくは、㈱フランスベッド のホームページをご覧ください。
実際に使用された患者様の感想
- 『動かなかった指が動くようになりました』
- 『痛みや痺れがとれました』
- 『指の動きが柔らかくなった』
- 『感覚(指を開く、閉じるときの力を入れるべき刺激)がつかみやすかった』
- 『物がつかめるようになった』
- 『指が伸びるようになった』