奈良県総合リハビリテーションセンター

各部門のご案内

整形外科・小児整形

外来診療予定表

(令和6年10月1日現在)

診療科
整形外科 古田
(予約のみ)
担当医
(午後)
(第2・4週)

(副院長)

(副院長)
川手
(院長)
伊藤 冨田 池田 古田 伊藤
西村
(第2・4週)
    西村  
専門外来
(午後)
(手外科)
古田
  (小児整形外科)
林(副院長)
[再診]
   
(小児整形外科)
伊藤
[初診・再診]
(小児整形外科)
池田
[再診]

診療内容

  1. 機能回復治療として手術治療をはじめ、装具療法や筋力トレーニング・体操・ストレッチなどの理学療法、牽引や温熱治療などの物理療法、上肢の細やかな動作を訓練するための作業療法なども整形外科の観点から指導しています。
  2. 四肢の関節手術、脊椎の手術、手指の手術、床ずれや皮膚の潰瘍の手術なども実施しています。
  3. 身体障害者のリハビリテーションだけでなく、肩・肘・手・股・膝・足の関節の痛みや首・腰などの痛み、手足のしびれなど四肢体幹の運動感覚機能障害を整形外科の立場からアプローチし、身体機能の回復を目的として外来診療と入院治療を行っています。

骨粗しょう症について

骨粗しょう症とは、骨量(骨密度)が少なく、又骨質が劣化することで骨がもろくなり、骨の強度が低下し、骨折の可能性が高くなる病気です。

もし骨粗しょう症になると、転倒や弱い力でも骨折してしまいます。

寝たきりになってしまう原因の一つとして背骨や足の付け根の骨折が知られています。

骨粗しょう症は、骨折する前に早期治療を開始することが大切です。先ずは骨密度を測定しましょう。月曜日から金曜日、曜日を問わず精度の高い骨密度測定を受けられます。

予約は不要ですので、骨の健康に不安がある方は、ぜひ当センターにご来院ください。

X線骨密度測定装置 骨粗しょう症リエゾンチーム

変形性股関節症の治療について

脚の付け根の痛み及び歩行障害の原因として、股関節が原因の場合があります。

股関節に水がたまったり、軟骨がすり減ったことにより炎症が起こり痛みを発生します。股関節に発生する病気として、変形性股関節症、大腿骨頭壊死、股関節唇損傷などがあります。その中でも、変形性股関節症は、年齢と共に筋肉が衰え体重が増加しやすい平均40~50歳の年齢に発症しやすい病気です。痛み止めを飲んでも歩行時の疼痛が軽減しない、特に夜間に疼痛で目が覚める、痛みでなかなか寝付けないような状態が長期間続き、改善の見込みがなければ、手術を考慮してよい時期かと思います。

股関節の手術には、自分の骨で治す方法と人工の関節をいれる方法の2種類あります。

自分の骨で治す方法は、関節温存手術といいます。関節温存手術の方法にもいろいろな手術療法がありますが、主に骨盤の骨切り術と大腿骨の骨切り術があります。自分の骨で治す方法は、非常に価値のある良い手術法ですが、リハビリの期間が長くかかります。

人工の関節をいれる方法は、人工股関節全置換術といいます。人工関節は、股関節の疼痛はよくなり歩行障害も改善します。しかし、人工股関節全置換術の合併症には、脱臼、感染、ゆるみ、静脈血栓塞栓症などがあります。

当センターでは、合併症の予防には十分に注意をはらい、より安全な手術を心がけています。また、当センターの特色である充実したリハビリのスタッフとともに手術後の十分な機能回復をめざしたリハビリをさせていただきます。股関節の痛みでお困りの方は、是非ご来院してください。

手外科について

日常生活において手を使わない日は、全くと言って無いでしょう。ですので、手における痛みや痺れ、動かしにくいなどの症状は、生活の質を落とすことにつながります。

指第1関節の変形(ヘバーデン結節) 母指付け根の痛み変形(母指CM関節症) 指が引っ掛かって戻らない(ばね指・狭窄性腱鞘炎) 親指から中指のしびれ(手根管症候群)小指側のしびれ(肘部管症候群)など上記のような症状を自覚したこと、あるいは聞いたことがおありでしょうか?

当院では、手外科専門外来を開設しています。手に関する上記のような症状について、お困りのこと、気になっていることなど、何でも御相談下さい。分かりやすい説明、適切な治療の選択を心掛けております。診療担当は古田(手外科専門医)です。

診察日程など詳細はこちら

小児整形

障害児医療に対応するため、週2回の小児整形専門外来を開設しており、日常生活や学校生活の適応をめざして、リハビリテーション指導や装具治療を行っています。

整形外科フットケア外来

当センターでは、従前から糖尿病患者さんの足病変悪化を予防するために「糖尿病フットケア外来」を開設し、ケアを行ってきました。しかし、脊髄損傷などによる神経障害が存在し、車椅子や装具の着用から爪や足の病気が悪化する患者さんも多く、入院に至るケースも見受けられます。

そこで、このたび、整形外科における脊髄損傷の患者さんを対象に「整形外科フットケア外来」を開設しました。
看護師が足の状態を観察し、足浴・爪切りなどを行い、重症化を予防するための日常生活における注意点などをご説明させていただきます。

フットケア1 フットケア2
受診の流れ

① 整形外科の受診時に、医師が足の状態を診察します。

② フットケアが必要と判断された場合、医師が依頼を行います。

③ 看護師から具体的な内容をご説明します。

④ 看護師が日時の予約をお取りします。(実際に行うのは、予約を取った日になります。)

外来日:毎週木曜日・午後(完全予約制)

整形外科で手術を受けられる患者さんへ

奈良県総合リハビリテーションセンター整形外科では、日本整形外科学会と共同して、「日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究」という臨床研究を実施しています。
この臨床研究の概要についてご確認いただき、問い合わせなどがありましたら「問い合わせ先」へご照会ください。
この臨床研究は、奈良県総合リハビリテーションセンターの医の倫理審査委員会で審査され許可を得て行います。

問い合わせ先

奈良県総合リハビリテーションセンター
整形外科
研究担当医師 川手健次 林 雅弘
古田和彦 伊藤真理奈 西村優輝
Tel:0744-32-0200(代)
(平日:9時~17時)


 

ページの
先頭へ

(C) 2014 Nara Prefecture General Rehabilitation Center