奈良県総合リハビリテーションセンター

各部門のご案内

検査科 -検体検査-
2階検体検査室

検体検査では、患者さんから採取した検体(血液・尿など)の成分分析を行います。至急結果は、採血後1時間以内に報告します。
院内で実施していない検査項目については外部委託しており、結果報告までに日数を要します。
(項目によって報告日数は異なります。)

検体検査室
検査科(検体検査室)

血液・凝固検査

赤血球や血色素から貧血の程度を、白血球の多さから炎症の程度などを把握します。
また、凝固検査では血液が固まる機能や血液をサラサラにするお薬の効果などを調べています。

  主な検査項目 自動血球計算機 XN1000
自動血球計算機 XN1000
血液検査
  • 血球数:赤血球、白血球、
    血小板
  • Hb(ヘモグロビン濃度)・ヘマトクリット
  • MCV(平均赤血球容積)
  • MCH(平均赤血球ヘモグロビン量)
  • MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度)

  • 血液像

  • 赤血球沈降速度
凝固検査
  • PT、APTT、D-Dダイマー

生化学検査

血液や尿に含まれるさまざまな成分を分析し、臓器の異常や病気の診断、治療の効果などをみています。

  主な検査項目 生化学自動分析器 TBA120FR
生化学自動分析器 TBA120FR
生化学検査
  • 血清:総ビリルビン、AST、ALT、ALP、γ-GTPLDH、コリンエステラーゼ、アミラーゼ、CPK総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪、総蛋白、アルブミン、尿素窒素、クレアチニン、尿酸、電解質(Na、K、Cl)、血糖、カルシウム、無機リン

  • 尿:電解質(Na、K、Cl)、BUN、Ca、AMY、CRE、IP
その他
  • HbA1c ・トロポニンT
血液ガス
  • pH、pCO2、pO2、Hct、ctHb、cHCO3‐など
血清免疫
検査
  • CRP
  • 感染症:HBs抗原、HCV抗体、梅毒、HIV抗原抗体

血液・生化学・免疫血清項目は、血液を採取します。
検査項目により採血管が異なるため、検査内容を確認し、必要な採血管を準備し採血を行います。

* 採血を受ける際の主な注意事項

その他感染症検査

  主な検査項目 コバスLiatシステム
コバスLiatシステム
定性検査
  • SARS-CoV-2抗原、インフルエンザ抗原、ノロウイルス抗原
PCR検査
  • SARS-CoV-2&インフルエンザA/B

輸血検査

輸血は、血液中の赤血球などの細胞成分や凝固因子などの蛋白質成分が減少した時や機能が低下した時に、その成分を補充し、臨床症状の改善を図るために行われます。
輸血による副作用を防ぎ、安全な輸血を行うために輸血検査を行います。
輸血検査用試薬
輸血検査用試薬
  主な検査項目
輸血検査
  • 血液型(ABO型・RhD型)
  • 不規則抗体検査
  • 交差適合試験

一般検査 (尿・鼻汁など)

尿  : 尿中の成分を調べて、腎臓や尿路系臓器の状態を調べます。

鼻汁 : 鼻から分泌物を採取し、『好酸球』という細胞の存在を調べます。
花粉症などのアレルギー炎症をみます。

  主な検査項目 尿定性測定装置 US-1200
尿定性測定装置 US-1200
尿検査
  • 尿定性:尿中pH、比重、蛋白質、糖、潜血、ケトン体、ウロビリノーゲン、ビリルビン、亜硝酸塩、白血球

  • 尿沈渣:尿中の細胞成分・量、細菌、結晶など
鼻汁検査
  • 鼻汁好酸球
* 検査前のご注意

・尿検査には、食事の影響を受ける検査項目があります。
特に、ビタミンCは多くの検査項目に影響を与えることがありますので、検査前にビタミンCを多く含むものは、なるべく摂らないようにしてください。

≪ビタミンCを多く含むもの≫

ペットボトル飲料(清涼飲料水・ジュース・お茶)、かぜ薬、ビタミン剤 など

* 尿の採り方

・最初の尿は捨てて、中間の尿をコップにお採りください。
(出始めの尿には、細菌などが多く含まれます。)

尿の採り方

 

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